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①ストラヴィンスキー：ヴァイオリン協奏曲ニ調\r②チャイコフスキー：ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35\r\rジャン・ジャック・カントロフ（ヴァイオリン）\r指揮：ブライデン・トムソン\rロンドン・フィルハーモニー管弦楽団\r録音：1987年4月14-15日　ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール\r　　　デジタル（セッション）レコード芸術特選\r\rロシア人を両親に持つカントロフが、持てるフランコ・ベルギー派の最高度のヴァイオリニズムでロシアものを演奏したら？　悪かろうはずがありません。人気のチャイコフスキーと、彼をいたく敬愛したストラヴィンスキーという異色のカップリングによるこの隠れ名盤の高評価には、トムソンの指揮も大きく貢献しています。ことにストラヴィンスキーは絶品で、カントロフの妙技とともにトムソンを聴くべきディスクとも評されるほどです。\r\r音楽評論家：宇野功芳氏　「協奏曲の名曲名盤」より抜粋\r「古典派やロマン派の代表作をほぼ聴きつくし、もっと近代、現代のコンチェルトを耳にしたい、という人にまっさきにおすすめしたいのは、ピアノ協奏曲ならラヴェル、ヴァイオリン協奏曲なら、このストラヴィンスキーである。ヴァイオリンの技巧を最大限に駆使しながら、それをこんなに気の利いたセンス満点の音楽に仕立て上げ、節約した音をフレッシュなワサビでふんだんに味付けした作品も他に例があるまい。4楽章あるのに全曲の演奏時間30分弱というのも聴きやすい。僕に本当の意味でこの曲の愉しさを教えてくれたのがこのカントロフ盤であり、このCDに接した後は、他のすべての演奏がもの足りなくなってしまう。ごひいきのキョンファ・チョンさえ問題にならない。第1楽章の初めから肩の力が抜け、落ち着いた佇まいだが、その一音一音が濃い意味を持ち、表情たっぷりなのにいや味がなく、聴いているとストラヴィンスキーの音楽がどんどん体にしみこみ、その洗練された面白さは比類がない。テクニックは絶妙だが、すべてが音楽表現に捧げられ、あらゆる音符に色がついて目に見えるような気がする。どの一節も語りかけ、かんで含めるようだが、しかも流れがよく、粘着力がゆたかなのにおしつけがましくなく、夢中になりすぎずに遊びぬいている。・・・」\r\r国内盤【廃盤】帯付き、盤面傷無し　16\r開封済ですが新品に近い美品です\r\r＊まとめ買い値引き致します(要事前コメント)

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